り、将来人口の減少を来すと予想されるが、世代別特殊出生率(cohort fertility)の観点から見た場合、それほど悲観的ではないようである。35〜39歳女子の総出産数について言えば、1910〜15年、1915〜20年、1920〜25年、および1925〜30年のコーホートの女子は、この年齢に達した時、皆約5人の子供を産んでいる。1965年以後この年齢層に達した各コーホートの女子が産んだ子供の数は少し減ったが、各年の合計特殊出生率(Total period fertility rate)よりも高い(図1−3を参照)。例えば、1990年に35〜39歳に達した1950〜55年コーホート女子の総出産数は2.75で、その年の合計特殊出生率(1.81)よりも高い。